鉄骨建築に関するお役立ちコラム

倉庫建築の注意点!倉庫にも消防設備は設置義務があります!

こんにちは^^


岡山で鉄骨製造から倉庫・事務所・工場の建築を行なっている有限会社岡本製作所の岡本です!!!

こちらの記事をご覧の方は、これから倉庫建設を検討されている方ではないでしょうか?倉庫を建設し商品や荷物を管理を行っている際に倉庫で火事が起こると、多大な損失を被ることになってしまいますよね(T-T)


そんな時の被害を最小限に抑えるためには、しっかりと消防設備について理解し、設置を行う必要があります!!!


今回は倉庫の「消防設備の設置理由」「必要な設備」「届出」について、分かりやすくご紹介してまいりますので、参考にしていただければ幸いです✧✧✧

目次


倉庫には消防法で消化設備の設置義務があります!

消防設備の設置義務の詳細

消防設備の届け出の詳細

倉庫に必要な消防設備とは?


倉庫には消防法で消化設備の設置義務があります!


倉庫では、もしもの時の火災に備え、被害を最小限に抑えるために消防法で消火設備の設置が義務付けられています。さらに定期的に消防設備の点検を行い、消防長または消防署長に届出をすることが義務付けられています!


その理由として、倉庫は通常の建物に比べて、窓や扉などの開口部が少なことから、火災が発生した場合には煙や熱が建物内にたまりやすく、発見が遅れる可能性があります。火災の発見が遅れると、鎮火や避難が遅れ、被害が拡大する恐れがあります。

倉庫


また、倉庫は大量の荷物や商品を保管する施設であり、可燃性のある物資や有害な物質が存在することもあります。このような理由から、倉庫では火災の予防と早期発見、迅速な鎮火が非常に重要となります!なので、適切な防火対策や消火設備の設置、定期的な点検・保守が必要になります!


消防設備の設置義務の詳細


・木造建築物は700㎡、耐火構造で1,400㎡、内装制限のある耐火構造では2,100㎡を超える場合、屋内消火栓設備が設置義務対象となる


・延床面積が500㎡を超える場合、自動火災報知設備の設置義務が課せられる


・天井高が10mを超える場合、スプリンクラー設備が必要になる可能性がある


消防設備の届け出の詳細

また、設置した消防設備については、定期的に点検を行い、3年に1度は消防長または消防署長に届け出・報告をする義務があります。

消防設備の点検

ちなみに、機器点検を半年に1回、総合点検を1年に1回する必要があるのですが、こちらは報告義務はありません

※消防設備の報告義務に反した場合には、30万円以下の罰金または拘留が課せられます。

倉庫に必要な消防設備とは?

消火設備には

「警報設備」

「消火設備」

「避難設備」

の3つの種類に大別されています!ではここからは3つの設備について詳しくご説明していきます!


《警報設備》

警報設備は、火災が発生した際にいち早く発見し、周囲に知らせるために必要な設備です。火災を自動的に知らせる設備の総称で、自動火災報知設備(漏電火災警報器含む)・ガス漏れ火災警報設備や非常警報設備(非常ベル・放送設備)などがあります。
工場や倉庫においては、延べ床面積が500㎡を超える施設で設置することが義務付けられています。

警報設備には、一例ですが以下のようなものがあります。


自動火災報知設備

自動火災報知設備は、火災による煙や熱、煙、ガス漏れを感知し、警報を発して周囲の人や建物内にいる人に知らせる装置です。


非常警報設備(非常ベル・放送設備)

非常警報設備は、火災に気付いた人がボタンを押すなどして建物内に設置されたスピーカ・ベル等の警報を鳴らし、火災が起きたことを知らせるための設備です。

《避難設備》

避難設備は、火災の起こった建物から人が安全に避難するために必要です。

避難設備は、大きく分けて「避難器具」と「誘導灯・標識」に分類されます。避難器具には、避難ロープ、すべり台、避難ばしごなどがあり、設置すべき器具の種類や設置数などは消防法で規定されます。「誘導灯・標識」は、非常口の位置や避難の方向を示すために設置されるもので、遠方からでも見分けられることが必要です。

避難設備には、一例ですが以下のようなものがあります。


誘導灯・標識

誘導灯・標識

誘導灯は火災で停電が起こった場合など、避難経路に誘導するために必要となります。また、非常口などの標識も、避難すべき場所を示すものとして大事です。


避難器具

避難器具

避難器具には、避難はしご、避難すべり台、避難ロープなどがあります。いずれの器具も、安全に避難するために必要となるものです。

《消火設備》

火災が発生した際に消火するための設備となります。この消火設備は、屋内消火のためのスプリンクラーや屋内消火栓設備、屋外から消火・延焼を防ぐための屋外消火栓設備などがあります。

消火設備には、一例ですが以下のようなものがあります。


スプリンクラー設備

スプリンクラー設備

スプリンクラー設備は、火災を感知し、放水して消火するための設備です。

大規模な設備や天井高の高い建物では、設置の義務があります。


屋内消火栓設備

屋内消火栓設備

屋内消火栓設備は、初期消火を目的とした設備です。

人の操作で消火栓箱内の消火ホースを出し、放水、消火します。

なお、屋内消火栓設備には「1号消火栓」と「2号消火栓」がありますが、倉庫には放水量の観点から、2号消火栓が設置できないことがあります。


屋外消火栓設備

屋外消火栓設備

屋外消火栓設備は、隣接する建物などに火災が移らないようにするための設備です。

倉庫での火災は、隣接する倉庫への延焼などから大規模になる可能性があるので、屋外消火栓設備の設置が必要となります。


粉末消火設備

粉末消火設備

消火剤として粉末薬剤を使用し、二酸化炭素による窒息負触媒作用によって消火する設備となります。


泡消火設備

水による消火方法が適さない油火災等の消火を目的とした設備です。放出される泡を構成する水の冷却効果と、油膜等を覆うことによる窒息効果で消火を行います。



いかがだったでしょうか???今回は、倉庫の建設時に考えておかなければならない、る消防設備の設置について説明しました^^

しっかりと消防設備を設置し、万が一の際にもすぐに対応できるようにしましょう!!


最後に・・・


岡山県で倉庫建設を検討されている方で「気軽に相談できる業者がいない😰」とお悩みの方がいらっしゃれば、是非岡本制作所へご連絡ください。


岡本製作所は創業60年、鉄骨加工の深い知識と鉄骨建設までをワンストップでおこなえる自社施工鉄骨建設会社です💡



社内では鉄工部と建築部がひとつの組織となり、一級建築士や一級鉄骨製作管理技術者といった有識者が共同でお客様の理想とする倉庫建設のお手伝いをしております。


これまで岡山県内の大型倉庫や大型建造物など様々な鉄骨建設をお任せいただきました💡😆

豊富な経験から培った技術と品質で「お客様の目的を叶える倉庫」を提案します。


まずは相談だけでも、という方でも構いません。


お気軽にお問合せくださいね〜😆✨

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