鉄骨建築に関するお役立ちコラム

倉庫建築には確認申請が必要!申請の流れや費用を詳しく解説します!

こんにちは^^


岡山で鉄骨製造から倉庫・事務所・工場の建築を行なっている有限会社岡本製作所の岡本です!!!


倉庫建築には様々な注意点がありますが、倉庫建築をするうえで「建築確認申請」が必要なことをご存じでしょうか?


建築確認申請は建築基準法で定められており、倉庫建築には必ず必要になる手続きです。
この手続きを正しく行わなければ建築基準法違反となってしまいうため注意が必要です(~_~;)


今回は、倉庫建築に必要な建築確認申請について、申請方法や手続きにかかる費用など詳しくご紹介していきます^^

目次

建築確認申請とは?


倉庫の建築確認申請の流れと手続き方法は?


倉庫の建築確認申請にかかる費用と期間



建築確認申請とは?

建築確認申請とは、違法建築物を世の中から排除するために行うもので、建築しようとする倉庫などの建物が建築基準法などに適合しているかどうかを審査機関に確認・証明してもらうことです。

建築確認申請の審査で、建物の設計・敷地配置などの建築計画や消防法などの法律に適合していると認められると「確認済証」が交付され、倉庫建築工事を着工することができます。

また、倉庫の建築工事が完了した後には、「完了検査」の申請を行う必要があります。


建築確認申請は建築主の義務であるため、この申請を怠ってしまうと法律違反になり最悪の場合、罰金や懲役刑になることもあります。

建築確認申請が必要な建築物は、建築基準法第6条にて定められており、以下のような建築物が該当します。


・特殊建築物に該当し、床面積の合計が200㎡超


・3階以上の木造建築物、平屋・2階建てで延床面積が500㎡超、もしくは高さが13m超、軒の高さが9m超


・木造以外の建築物で、2階建て以上か延床面積が200㎡超


・1~3以外で、都市計画区域・準都市計画区域・準景観地区又は指定区域内の建築物



上記に該当しない建築物は建築確認申請が不要になりますが、倉庫は『特殊建築物』に該当するため、必ず建築確認申請が必要になります。

では、倉庫の建築確認申請はどのような流れで行えば良いのでしょうか?

次は建築確認申請の基本的な流れをご紹介していきます^^

倉庫の建築確認申請の流れと手続き方法は?

倉庫の建築確認申請のおおまかな流れは以下のようになります。


1.倉庫の設計

倉庫の建築確認申請には、建物の設計や配置なども審査項目になるほか、計画の細部まで確認します。設計の段階で不備がないか、問題になりそうなところはないかを建築士と一緒にあらかじめ確認しておきましょう。




2.建築確認申請

倉庫建築を着工する前に、自治体または民間の指定確認検査機関に必要書類を揃えて提出します。

建築確認申請に必要な書類は、倉庫の設計図や工事計画書、付近見取り図などがありますが、申請する地域によって必要書類は異なるため確認が必要です。


必要書類は専門的な内容が多く、ご自身で用意することは難しいと思うので施工会社や建築士に依頼することがおすすめです。


なお、建築確認申請後の間取りや仕様の変更はできません。たとえ軽微な変更であっても申請時と差異が生じる場合は、必ず計画変更の申請が必要になります。またその変更に対しても審査が必要になるため審査機関が伸び、建築工期が伸びコストアップになる可能性もあるので申請前の設計段階でしっかりと計画しておきましょう。





3.建築確認済証の交付

検査機関で審査が行われ、倉庫の建築計画が建築基準法などに適合していると確認されると「確認済証」が交付されます。

確認済証が届いたらいよいよ倉庫の着工へと移ることができます(^-^)




4.着工


5.倉庫完成後、完了検査の申請

倉庫が完成したら、工事完了後4日以内に自治体もしくは民間の指定確認検査機関等に完了検査の申請を行います。

工事完了から申請まで期間が短いので忘れないよう注意が必要です!

この完了検査では、倉庫が着工前に行った建築確認申請の通りに建築されたかを審査します。問題なく建築されたことが認められれば検査機関などから「検査済証」が交付され、倉庫の使用が開始できます。



以上が、建築確認申請の大まかな流れです。

倉庫の建築確認申請は、専門的な内容となり一般の方には難しいため、施工会社や建築士に依頼して申請手続きを進めていくことをおすすめします(^-^)


倉庫の建築確認申請にかかる費用と期間

【倉庫の建築確認申請にかかる費用】


倉庫の建築確認申請にかかる費用は、倉庫の床面積に応じて費用が定められていて、倉庫が大きくなるほど費用も高くなります。

また、建築する土地の自治体によっても費用が変動するため、申請先に確認してください。


ちなみに、岡山の自治体で建築確認申請をした場合の費用は、9,000円~552,000円かかり、完了検査に11,000円~452,000円がかかってきます。

たとえば、倉庫の床面積が500㎡超、1000㎡以内の場合、建築確認申請費用は51,000円、完了検査費用が54,000円です。


民間の確認検査機関は申請先によって費用が異なりますが、自治体よりも割高になると言われています。

【倉庫の建築確認申請にかかる費用】


倉庫の建築確認申請の審査機関はおよそ1か月が一般的ですが、書類の不備や別途適合性判定が必要になる場合には期間がさらに1~2か月ほどかかってきます。

なお倉庫完成後の完了検査は、申請後7日以内に検査が実施されるため建築確認申請ほど時間はかかりません。



以上が、倉庫の建築確認申請にかかる費用と期間です。

建築確認申請は、倉庫を建築するうえで必ず必要となる手続きですが、申請にはたいへんな手間と時間がかかります。

確認済証が交付されなければ、倉庫建築に着工ができないため設計の段階からしっかりと確認しておきましょう。


とはいえ、建築基準法など専門的な内容となるので、倉庫建築に関わる法律や条例に詳しい建築事務所に相談、依頼することをおすすめします(^-^)

最後に・・・


岡山県で倉庫建設を検討されている方で「気軽に相談できる業者がいない😰」とお悩みの方がいらっしゃれば、是非岡本制作所へご連絡ください。


岡本製作所は創業60年、鉄骨加工の深い知識と鉄骨建設までをワンストップでおこなえる自社施工鉄骨建設会社です💡



社内では鉄工部と建築部がひとつの組織となり、一級建築士や一級鉄骨製作管理技術者といった有識者が共同でお客様の理想とする倉庫建設のお手伝いをしております。


これまで岡山県内の大型倉庫や大型建造物など様々な鉄骨建設をお任せいただきました💡😆

豊富な経験から培った技術と品質で「お客様の目的を叶える倉庫」を提案します。


まずは相談だけでも、という方でも構いません。


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