鉄骨建築に関するお役立ちコラム

倉庫っていつまで使えるの?耐用年数と寿命を鉄骨会社社長が説明!

こんにちは!

岡山で鉄骨製造から倉庫・事務所・工場の建築を行なっている有限会社岡本製作所の岡本です!

大型倉庫や事務所建設を検討中の方やこれかた建てることをお考えの方にとって「建物はいつまで使えるのだろうか?」ということは重要な問題ではないでしょうか?

今回のブログでは「建物の耐用年数」に焦点を当てて、耐用年数がもたらす意味各建築構造との比較をご紹介していきたいと思います!

ぜひ、鉄骨の大型倉庫事務所建設のご参考にしてください!

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目次

・はじめに

・耐用年数の意味

・各建築構造の耐用年数について

・まとめ

はじめに


耐用年数には大きく2つの意味がありますので注意が必要です!

耐用年数を簡単に説明すると「その資産(建物)が使用可能と見込まれる期間」のこと。

ですが、その意味としては2つに意味に分けられています。

その意味合いをしっかりと把握しておかないと誤った認識を生んでしまうため注意が必要です!

耐用年数の意味

その1 建物の寿命を示す耐用年数

言葉の通り物理的な劣化など、建物の構造としておおよそ建物自体がどの程度年数耐用するかを示す際に用いられます。

いわゆる「寿命」というものですね。

建設をする環境や定期的なメンテナンスによって建物の寿命は大きく左右されますが、鉄骨造の倉庫や鉄筋コンクリートは50〜100年近く維持できると言われるほどその寿命は大きく変化します。

そのため、建物の寿命≠法廷耐用年数ということは覚えていただきたいポイントです!

鉄骨造のイメージ

その2 減価償却をする場合に使う「法廷耐用年数」

インターネットなどで調べる際によく出てくるのはこの「法廷耐用年数」みなさんもいちどは目にしたことがあるのではないでしょうか

 倉庫など事業に使う建物は固定資産となります。

建物を使用し年数が経過することで経済的に減価となるので、法廷耐用とは建物の資産の価値がどれほどの期間まで保たれているのかを示す基準となります。

例えば同じ倉庫だったとしても耐用年数が10年であれば10年にわたって減価償却費を計上していくこととなります。

減価償却は耐用年数に応じておこなうため「減価償却期間」と呼ばれることもあります。

税務上大きく関わってくる言葉のため、こちらもしっかりと覚えておくことをおすすめします!

各建築構造の耐用年数について

ここからは各建築構造での耐用年数の違いについて一覧でご紹介いたします!

ここでご紹介するのは先ほどご説明した「法廷耐用年数」になります。

建物自体の物質的な寿命の規定ではありませんのでご注意ください!

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建物の耐用年数一覧

木造 : 22年

軽量鉄骨プレハブ造(骨格材厚み3mm以下) :19年

軽量鉄骨プレハブ造(骨格材厚み3mm以上 4mm以下) :27年

重量鉄骨造(骨格材厚み4mm以上):34年

鉄筋コンクリート造 :47年

こうして一覧にしてみると「法廷耐用年数」は大きく違ってきていますね!

まとめ

Q.建物はいつまで使えるの? 

A.寿命の長さは品質やメンテナンス次第です

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先ほどご紹介したように「法廷耐用年数」で考えて鉄骨では27年・34年鉄筋コンクリートでは47年と定められていますが、実際にはその年数を経過しても問題なく稼働している倉庫はいくつもあります。

岡山県で言えば、JR岡山駅は建築から100年以上が経過している鉄骨造の建築物です!

増改築が繰り返され、新旧の鉄骨が入り混じっている状態なのかもしれませんが、メンテナンス次第で寿命を長く保っている建築物の代表例と言えるでしょう!

岡山駅のイメージ

特に近年は建設時の品質が向上しているため、建物自体の寿命はさらに伸びていくことでしょう。

ですが、実際に「寿命を延ばすために必要な部材や建築技法」は明確になっていません

では、どのようにして建物の実際の寿命を延ばすことができるのでしょうか……!?

まずは、定期的なメンテナンスを行うこと!

サイディング塗装のイメージ

外壁の防水塗装やペンキの塗り直しは、最低でも10年に1回は行いたいというのが理想です!

塗り直した外壁は美しさが新築時に戻るだけでなく、防水効果の延長・強化もされるんです。

さらに「コーキング」と呼ばれる、建物の隙間を充填して気密性や防水性を高める施工もおすすめです。

10年前のコーキング材と比べると、やはり進化していますから劣化している部分はもちろん、「そろそろ傷んできそうかも」というところにも施工しておくと、確かな密閉力を発揮してくれるので安心です♪

気密性は冷暖房の効きつまり光熱費にも直結しますので、住環境の快適性にも関係しているんです!

次に、倉庫建設時の品質を一定化して寿命を延ばす自社施工の会社を選ぶこと!

品質の一定化?と聞いても「当たり前じゃん」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、実は建設において品質を一定化させるというのはとても難しいことなんです。

なぜかというと倉庫などの大型建築の場合には工程数が多く施工に関わる業者がいくつも介することがあります。

そのため、部材と作業品質共にばらつきが生じる場合があります。

なので、高い品質を一定化するためには、部材の発注から作業までを一貫しておこなう、完全自社施工の業者を採用することが、建物自体の寿命を延ばすひとつの要素となります。

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環境に適した建築設計で寿命を延ばす 地元業者を選ぶこと!

倉庫建設をする際には周辺環境をしっかりと把握し、対応した設計になっていることも建物の寿命を延ばすひとつの理由となります。
長期的な寿命=「定期的なメンテナンス」は必要ではありますが、倉庫建築をする環境を配慮していないと環境に左右され「定期的なメンテナンスでは間に合わない」状態になる可能性があるからです。

その場合、地元業者であれば地元の風土、環境をしっかりと把握しているため、例えば雨や雪が多い地域であれば設計段階で適切な対応が盛り込まれた提案で事前の対策ができたプランで設計することが可能なんです!

もし身近にこのような業者がいない・・・という方へ


今回は、鉄骨建築の倉庫の耐用年数について解説してきました!

岡本製作所には、一級建築士が在籍していますので、どんな建築物のご相談にもお応えすることができます!

可能な限り、お客様の理想を実現できるよう尽力させていただきます!

岡山県で倉庫や工場、事務所などの建設を検討されている方で、


身近にそんな業者がいない😰」

完全自社施工といっても身近にいない

地元業者といってもどの業者を信用すれば良いかわからない

どうやって調べたら良いのだろう……?


とお悩みの方がいらっしゃれば、ぜひ岡本制作所へご連絡ください!

岡本製作所は、創業から60年以上の、鉄骨加工の深い知識と鉄骨建設までをワンストップでおこなえる自社施工鉄骨建設会社です💡

社内では鉄工部と建築部がひとつの組織となり、一級建築士や一級鉄骨製作管理技術者といった有識者が共同でお客様の理想とする倉庫建設のお手伝いをしております。


これまで岡山県内の大型倉庫や大型建造物など様々な鉄骨建設をお任せいただきました💡😆

豊富な経験から培った技術と品質で「お客様の目的を叶える倉庫」を提案します。


まずは相談だけでも、という方でも構いません。


お気軽にお問合せくださいね〜😆✨

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