こんにちは。岡山で鉄骨建築を手がける岡本製作所です。
木造専門建築会社とのコラボで進んでいる、岡山市南区・空調設備会社様の事務所兼倉庫の新築工事。
前回の基礎工事に続き、今回は鉄筋工事の様子をご紹介します。
工場や倉庫、事務所などの建築では、住宅とは建物の規模や構造だけでなく、現場で求められる施工管理も変わります。
今回の事務所兼倉庫の建設地は住宅地の中にあり、敷地に十分な余裕がある現場ではありません。
そして、敷地の一部にはお客様が日常業務で使用するゴミ置き場があり、収集に来る4tトラックの進入・作業動線も確保しながら工事を進める必要がありました。
さらに今回の鉄筋工事では、鉄筋や型枠など、施工に使用する資材の置き場も必要になります。
限られた敷地だからといって、空いている場所に資材を置けばよいわけではありません。置く場所によっては、お客様の業務動線や次の工程を妨げてしまいます。
どの資材を、いつ搬入し、どこに置くのか。そして、お客様の業務に必要なスペースをいつ空けておくのか。
鉄筋や型枠を扱う今回の工程では、限られたスペースを工程に合わせて計画的に使う「段取り」が、より重要になりました。

事務所兼倉庫の基礎を支える鉄筋工事
基礎工事では、鉄筋を組み、型枠を設置した後、コンクリートを打設します。
鉄筋は、完成するとコンクリートの中に隠れて見えなくなる部分です。
だからこそ、施工段階で位置や組み方を確認し、次の工程へ確実につなげることが重要です。
今回の現場でも、鉄筋工事を進めながら、その後の型枠工事やコンクリート打設まで見据えて作業を進めました。
スペースの限られた現場では、資材を置く場所まで「工程」になる

今回施工しているのは、空調設備会社様の倉庫兼事務所です。
敷地には工事車両だけでなく、お客様の業務上排出されたゴミを収集するための4tトラックも出入りします。
そのため、
「空いているから、ここに鉄筋資材を置こう」
というわけにはいきません。
お客様のトラックがいつ入るのか。
廃棄物をいつ回収するのか。
その日にどの職人が入るのか。
翌日の作業では、どの場所を空けておく必要があるのか。
こうした動きを事前に確認したうえで、資材を置く場所を決めていきました。
資材を一時的に置くことはあっても、置きっぱなしにはしない。
工事の都合だけで現場を使うのではなく、お客様の仕事が続いていることを前提に現場を組み立てます。

基本は「1業者ずつ」。狭い現場だからこそ工程を整理する
敷地に余裕があれば、複数の業者が同時に作業を進められる場合もあります。
しかし今回の現場では、無理に業者を重ねませんでした。
鉄筋工事の日には、基本的に鉄筋の職人だけ。
限られたスペースに複数の業者や車両、資材を入れてしまえば、作業しにくくなるだけでなく、安全面にも影響します。
今回は、現場に入る業者を整理し、一つひとつ工程を進めました。
一見すると、複数業者を同時に入れた方が工事は早く進むように思えるかもしれません。
しかし、大切なのは単純に一日の作業量を増やすことではありません。
安全に施工できること。
必要な精度を確保できること。
お客様の業務を必要以上に止めないこと。
そのうえで、予定した工期に収めること。
現場条件に合わせて工程を組み直すことも、施工管理の重要な仕事です。

お客様のトラックが入る時間まで確認しながら調整
今回の現場では、岡本製作所の現場監督と関係者が、お客様とこまめにコミュニケーションを取りながら工事を進めました。
もちろんお客様から、
「次はいつならトラックを入れられますか?」 と相談をいただくこともあります。
それだけでなく、廃棄物の量が増えてきたなと感じたら、
「そろそろ回収が必要そうですが、いかがですか?次はいつトラックが入りますか?」
とこちらからもご連絡を行いました。
ただ受け身で予定を決めるのではなく、能動的に双方の動きを確認しながら調整する。
こうした小さなやり取りの積み重ねが、狭い現場を滞りなく進めるためには欠かせません。
もちろん工事が終わった後も、お客様のトラックが敷地内に寄せられる状態をつくってから、その日の作業を終えるようにしました。
長く付き合う職人との連携も、現場を支える力

工程をどんなに綿密に計画しても、実際に施工する職人との連携が取れなければ、予定通りには進みません。
今回の鉄筋工事を担当したのも、岡本製作所と長く付き合いのある職人さんです。
現場のルールを守る。
決められた工程で作業する。
周囲の状況を見ながら施工する。
こうした当たり前のことを、一つひとつ確実に積み上げられる職人との信頼関係も、施工品質を支える大切な要素だと岡本製作所は考えています。
特殊建築物は「工事ができる」だけでは進まない
木造住宅と、工場・店舗・事務所・倉庫などの建築では、現場の条件が大きく異なることがあります。
建物が大きくなれば、扱う資材や車両も変わります。
さらに今回のように、お客様が敷地を使いながら工事を進める現場では、
「どう施工するか」
だけではなく、
「誰が、いつ、どこを使うのか」
まで考えなければなりません。
鉄筋工事、型枠工事、コンクリート打設、埋め戻し、そしてその先の鉄骨工事。
それぞれの工事を単独で考えるのではなく、前後の工程と現場全体の動きを見ながらつなげていく。
特殊建築物の施工では、こうした工程管理・安全管理・段取りがより重要になります。

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